好きな色 その6
ロンドンのテームズ河にかかる投身自殺の名所となっていた橋を、明るい緑色に塗り変えたら急激に自殺者が減少したとか、ある運送会社が、暗い灰色のコンテナーを淡緑色に変えたとたんに、作業能率が向上し、事故が大幅に減った、などの色彩調節神話も語られるようになったのです。
人工の緑色は、いわば色彩実用主義と、高度成長時代を代表する色であり、自然の青葉若葉と同様に、四民安堵の住みか穏やかならんことを祈願する色のようにも思われました。
現在でも、アイレストグリーソは未だ多くの環境色に使われていて、それなりの効用を果しています。
日常よく見かけるのが、国鉄の通勤電車の内壁の色なのですが、このアイレストグリーンに気がついている人が、果してどれだけいるかどうか・・・・・・。